ニセ科学ではなかった磁気療法

最強の治療法で健康になろう

本書は病気と治療の本質を明らかにする研究書であり、自分で治療ができるようになるための実用書です。

これまでの健康本とは全く異なるものです。ここに書かれていることは、うつ病やアレルギー性鼻炎、喘息、過敏性腸症候群など、いろいろな病気に長年苦しみ、それを治癒させるために行った研究に基づくものです。二十数年以上にわたり、自分の体で何度も何度も試して確認されたことだけを述べている。それは物理法則によって説明できる確実な事実です。これからは、誰もが同じように多くの病気を治療できて健康になれるだろう。

例えば、ある機能が低下している部位を温めると機能が正常化する。逆に亢進しているならば冷やせば正常化する。しかし、熱を加えるのは面倒であり、効果が出るまで時間を要し、実際に治せる病気は少ない。ところが、熱に代えて磁気を用いるならば、Ｓ極・Ｎ極の磁極を選択するだけで即効的、確実に治療ができる。薬局や文具店で購入できる粒状の磁石や棒磁石を使用する。副作用といえるものはほとんどなく、費用は数千円程度で済む。永久磁石であるから何度でも再使用できる。そのために年間医療費がゼロに近づくことになるだろう。

デタラメに磁気を加えても治療効果を得ることはできない。これまで磁気療法がニセ科学扱いされてきたのはそのためである。生命に物理法則があるならば、それに合致するように磁気が加えられた場合に限り高い効果が現れ、それ以外では効果が現れないことになる。しかし、磁気によって誘導電流が生じる、などということで説明できるはずもない。病気は分子・原子レベルで起きている、それは量子力学という法則が支配する不思議な世界における現象なのである。うつ病・頭痛・耳鳴り・花粉症・喘息・肩こり・過敏性腸症候群・膀胱炎・神経痛・冷え症などが1日で治癒しても何らおかしなことではない。

日常経験する病気の多くは、磁気を作用させるだけで即効的に治癒することが解明された。磁気療法はもうニセ科学ではない、現代医学をはるかに上回る真正科学となる。この1冊を読めば人生が変わることだろう。あなたの健康のために読んでいただきたい。読了すれば、パラダイム転換、医学革命を経験することになるだろう。

化学から物理学への必然性

研究プロセス・治療法則・メカニズム・ノウハウなど、磁気療法のすべてがここに書かれている。20世紀になって量子力学が確立すると、化学は原理的に物理法則によって説明されることになり、物理学の一部となった。物理学は化学を説明できるが、化学は物理学を説明できない。これを医学に当てはめると、生体内の化学反応は物理法則の下で進行している、と考える物理的生命観でなければ生命を十分に説明できないだろう。

タンパク質の構造制御ができれば病気は治る

生命現象を進行させるタンパク質は、弱いながらも磁性があり反磁性体と呼ばれる物質である。磁性があるから磁気によって構造と機能を制御できる。分子表面の受容体とか活性部位と呼ばれる部位に結合して機能を制御するのが薬物療法である。磁気療法では骨格構造という部分を制御する、するとそれ以外の構造は従属的に決まるので分子全体を制御することになる。これは「構造相転移」という物理現象であり、相転移が起きる条件さえ知ることができれば、複雑な構造など知らなくても容易に制御できる。さらに、薬物療法では個別のタンパク質を制御するが、磁気療法では多数のタンパク質によって構成される機能系を制御するので極めて効果的である。

最も単純で有効性が高い治療理論は何か

物理法則に合致するように磁気が作用しなければ治せない。しかし、研究した治療法では、必ず法則に合致するように工夫されているので確実な治療につながる。それは、原因や病名が分からなくても治療ができることを意味する。急性・慢性・症状・部位も関係ない、1つの治療法則通りに進めていくだけで多くの病気を治療できる。量子力学の支配する領域の現象は、日常感覚から見ればニセ科学と紙一重である。