在宅介護か施設介護か

東京で老いることの怖さ

20年間の高齢者住宅の実務経験と、その後37年にわたり老後の住宅・施設のあり方を論じてきました。その間、仕事がらさまざまなケースに遭遇しました。
そのなかでも、このドキュメントは、元エリート官僚が妻の介護で悪戦苦闘した実話を記録したものです。何もかもが揃っているはずの恵まれた人も**「東京で老いることの怖さ！」**が真に迫ってきます。
**「施設介護」か「在宅介護」か、**それは経験者が語らない限り見えない闇の中の真実ばかりです。定年老後の先にある本音の恐ろしい老人医療と老人介護の実態も見えます。

内容

夫85歳が、妻81歳の介護をするとき

制度の谷間で翻弄される患者と家族の実態

熱中症で始まる老老介護の実態

在宅介護から、いよいよ有料老人ホームへ

有料老人ホーム「KR上野毛」と提携先の「ＮＴ病院」での実態

有料老人ホーム「IRニ子玉川ホーム」への転居

訪問医療・訪問看護・訪問介護・家政婦さんの組み合わせで24時間在宅介護へ

がん末期の在宅ホスピスへ突入

Ｔ子さんのご冥福をお祈りし、合掌

家族側の視点からの課題

著者
召田 長（めしだ ひさし）
明治大学法学部卒
東京ニュース通信社
中銀ライフケア
HOT企画
エイジング総合研究センター客員研究員
38年間、老後住宅問題評論家として活躍