集団即興音楽とオートポイエーシス

タージ・マハル旅行団を中心に

Nonfiction, Entertainment, Music, Theory & Criticism, Theory, Social & Cultural Studies, Social Science, Social Work
Cover of the book 集団即興音楽とオートポイエーシス by 河合明, 河合孝治, TPAF
View on Amazon View on AbeBooks View on Kobo View on B.Depository View on eBay View on Walmart
Author: 河合明, 河合孝治 ISBN: 9784906858019
Publisher: TPAF Publication: July 6, 2013
Imprint: Language: English
Author: 河合明, 河合孝治
ISBN: 9784906858019
Publisher: TPAF
Publication: July 6, 2013
Imprint:
Language: English


1960年代後半から70年代に、「集団即興、collective music」という新しい音楽スタイルが欧米や日本で盛んに行われた。
ヴィンゴ・グロボーカルのニューフォニック・アンサンブル、シュトックハウゼンのグループ、AMM、MEV、スクラッチ・オーケストラ、日本ではグループ音楽、タージ・マハル旅行団、トーンフィールド、GAP、イースト・バイオニック・シンフォニア、第五列など多くのグループが存在した。
その演奏スタイルは自由即興 free improvisationが中心だったが、中でもタ-ジ・マハル旅行団は別格であった。それはこの種の音楽には珍しく、一部の専門家だけでなく、サブカルチャーを巻き込みながら、ジャンルを越えた多くの人々から支持されていたからである。そして間違いなくタ-ジ・マハル旅行団は当時最も新しい音楽、最前衛の音楽であったのだ。
本書は「集団即興音楽」についてタージ・マハール旅行団を中心に論じている。その特色を明らかにすることの意義はなんだろうか、第一にタージ・マハール旅行団のような最前衛の音楽は、それ以後の音楽へ大きな影響を与え、新たな音楽創造の礎となることがあげられるだろう。しかしタージ・マハール旅行団の場合、単に音楽技法の問題に留まってはいない。それは経済とテクノロジーを背景とした近代的なディスクールの負の課題に対して、その克服の方法とも言える身体、環境、エコロジー、共同体的コミュニケーションの側から多くの問題を投げかけていたからである。それは21世紀に突入した現在の問題とも重なるのである。
また、本書はオートポイエーシス論からも集団即興について書いている。
オートポイエーシスは生命論、システム論、あるいは哲学を含んだ心的システムと言えるが、集団即興を語る上で重要な方法ではないかと考えるからである。

ISBN: 978-4-906858-01-9

View on Amazon View on AbeBooks View on Kobo View on B.Depository View on eBay View on Walmart


1960年代後半から70年代に、「集団即興、collective music」という新しい音楽スタイルが欧米や日本で盛んに行われた。
ヴィンゴ・グロボーカルのニューフォニック・アンサンブル、シュトックハウゼンのグループ、AMM、MEV、スクラッチ・オーケストラ、日本ではグループ音楽、タージ・マハル旅行団、トーンフィールド、GAP、イースト・バイオニック・シンフォニア、第五列など多くのグループが存在した。
その演奏スタイルは自由即興 free improvisationが中心だったが、中でもタ-ジ・マハル旅行団は別格であった。それはこの種の音楽には珍しく、一部の専門家だけでなく、サブカルチャーを巻き込みながら、ジャンルを越えた多くの人々から支持されていたからである。そして間違いなくタ-ジ・マハル旅行団は当時最も新しい音楽、最前衛の音楽であったのだ。
本書は「集団即興音楽」についてタージ・マハール旅行団を中心に論じている。その特色を明らかにすることの意義はなんだろうか、第一にタージ・マハール旅行団のような最前衛の音楽は、それ以後の音楽へ大きな影響を与え、新たな音楽創造の礎となることがあげられるだろう。しかしタージ・マハール旅行団の場合、単に音楽技法の問題に留まってはいない。それは経済とテクノロジーを背景とした近代的なディスクールの負の課題に対して、その克服の方法とも言える身体、環境、エコロジー、共同体的コミュニケーションの側から多くの問題を投げかけていたからである。それは21世紀に突入した現在の問題とも重なるのである。
また、本書はオートポイエーシス論からも集団即興について書いている。
オートポイエーシスは生命論、システム論、あるいは哲学を含んだ心的システムと言えるが、集団即興を語る上で重要な方法ではないかと考えるからである。

ISBN: 978-4-906858-01-9

More books from Social Work

Cover of the book Toolkit for Counseling Spanish-Speaking Clients by 河合明, 河合孝治
Cover of the book Conduct Disorder and Offending Behaviour in Young People by 河合明, 河合孝治
Cover of the book Social Work Education and Training by 河合明, 河合孝治
Cover of the book Tackling child sexual abuse by 河合明, 河合孝治
Cover of the book Insider Jesus by 河合明, 河合孝治
Cover of the book Red Brother, White Brother by 河合明, 河合孝治
Cover of the book Handbook of Crisis Intervention and Developmental Disabilities by 河合明, 河合孝治
Cover of the book Effective Commissioning in Health and Social Care by 河合明, 河合孝治
Cover of the book Sociology of Sanitation by 河合明, 河合孝治
Cover of the book Developing Cross-Cultural Measurement by 河合明, 河合孝治
Cover of the book Enhancing Primary Care of Elderly People by 河合明, 河合孝治
Cover of the book Evidence-based Social Work by 河合明, 河合孝治
Cover of the book Resiliency by 河合明, 河合孝治
Cover of the book Evaluation in Social Work by 河合明, 河合孝治
Cover of the book Perdre sa boussole, reprendre pied by 河合明, 河合孝治
We use our own "cookies" and third party cookies to improve services and to see statistical information. By using this website, you agree to our Privacy Policy