りたいあ爺さんの自転車日本一周旅日記

ー はじめにより抜粋 ー

「お店閉めようか」

私が70歳を過ぎた3月中頃、突然征子ちゃん（妻）の一言、
妻も5月で70歳になる。

数秒で決定。それから5月末日まで、どうやって店を閉めるかの段取り、無事に6月1日より自由人。

妻は仕事をして居ては出来ない人生を、私も今まで52年間働き続けてきた人生から、
何か別の時間を生きてみたいと言う、漠然とした感情では有るが何かを見つけて有意義な人生を続けたいと思いました。

ここ数年、自転車に乗ることが趣味になりつつ有った自分は、

「よし、北海道から鹿児島まで自転車旅行をしよう」とすぐ決定。

征子ちゃんも賛成。今までにやった事の無い一人旅に一寸不安も有ったがスタート。
暑い日、雨の日、走ることが大変な道路状況。

それでも毎日朝が来るのが楽しかった日々でした。
日本縦断を終えて、日本地図に走って宿泊した地点を線で結ぶと何か物足りなさを感じて、

「そうだ、前回は日本海側を走ったが次回は太平洋側を鹿児島から北海道へ行こう」と決定。

それが今回書き綴った「りたいあ爺さんの旅日記」となりました。

※本書は私が手書きで手作りした文章を、電子書籍化した書籍となります。